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若けりゃいいのか?「若年万能社会」の日本

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2007-02-21

Edgar の記事に関連して(fuyuさんのコメントへのお返事も兼ねて・・)思いついたことを少し。

Edgar が新学期からワシントン大学のビジネスクラスを取ることを検討中とのことを書きました。アメリカの人たちは定年などで引退した後も何かにチャレンジする人が多いですよね。また、向学心があり学び直しをしたい大人たちに対し、大学が広く学ぶ場を提供していることは素晴らしいことと思います。日本も学士入学とか社会人向け講座みたいなものは増えてきているけれど、まだまだです。

日本人は「年齢」が重要なファクターになってしまっていて、ある一定以上の年齢になるといろいろな応募資格が奪われてしまっていますよね。
求人広告を見ていても、「どうしてこの職に年齢制限が必要なの?」と思うような求人にも必ずと言っていいほど、「35才くらいまで」などと書かれています。その年齢制限の根拠は何なんだろう?

レストランのウェートレスなんかも、日本では若い女の子でなくてはいけないみたいな風潮があるようですが、そんなことよりも、ちゃんと料理の説明ができたり客のリクエストに応じて融通を利かせるなどのサービスができればそれでいいわけで、おばちゃんやおばあちゃんでも構わないじゃないですか。

僕の実生活でも、研究費の申請に年齢制限があることがあり、徐々に応募できるものが少なくなっています。僕がアメリカで申請したものはいわゆる「若手」対象のものであっても、「研究経験5年以内」という形での制限でした。年齢がいってから研究を始めた人でも、これなら大丈夫ですよね。
日本では応募資格のところに「昭和○年4月2日以降出生の者」「平成○年○月○日現在で満○才未満の者」と書かれており、早く生まれてしまった人は自動的に研究費に応募する資格さえ得られないということになります。

安倍首相が再チャレンジ可能な社会を構築する一つの策として、求人における年齢制限を撤廃する方向性を提示しましたが、各企業からの反対にあって実現していません。

年をとること=可能性がなくなっていくこと という世の中ではあまりに寂しいじゃないか、そんなふうに思う今日この頃です。
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