スポンサーサイトWhat Is Ichiro Worth?

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2007-06-09

175ichiro_worth.jpg昨日、Seattle PI がイチローの去就・処遇について "What is Ichiro Worth?" という特集を組みました。
先日は、Seattle Times の Geoff Baker が、チームの弱点である先発投手陣を強化するために、イチローは最も強力なトレードの切り札であると論ずるなど、あと2ヵ月を切ったトレード・デッドラインまでにイチローをトレードに出すことに肯定的な意見が出てきている中、PI の論評は概ね、イチローの存在を高く評価し、残留を希望するような印象を与えるものでした。

その中でも、 ファンからの寄稿として、Seth Kolloen が書いた "The Fans' View: Ichiro could be our Joltin' Joe" という文章は、シアトルのファンのイチローに対する熱い想いが伝わってくるものでした。
以下にその和訳(一部意訳・略あり、拙訳御免)で紹介したいと思います。




僕はアルヴィン・デービスの最後の打席で泣いた。それは、後から考えると、少し馬鹿げたことのようにも思われる。

デービスはマリナーズでわずか8年しかプレーしておらず、1シーズン30本のホームランを打ったことがなければ、オールスターに選ばれたのはわずか1度だ。

しかし、アルヴィン・デービスの選手生活は当時15歳の僕の人生の半分に及んでいた。彼の速いスイングはとてもなじみ深いものになっていた。僕は彼がいなくなることをとても寂しく思うだろう。そう思うと、涙がとめどなく流れた。

イチローマリナーズの一員として7シーズン目を迎えた。我々が今も Mr. Mariner と呼んでいるデービスより1年少ないだけだ。

イチローの独特なスタイル ~彼の切るようなスイング、内野手にボールを返球するときのちょっとしたモーション~ これらは Davis と同じくらい馴染み深いものになっている。

だから、マリナーズイチローと再契約するかどうかを決めるときには、一時的な懸案事項だけ(たとえば費用、あるいは、目先の勝利でさえも)を重視しないよう望みたい。

シアトルのファンが伝説的なスポーツ選手の選手生活全体を見届けることのできるチャンスは、マリナーズのフロント陣にゆだねられている。

素晴らしいチームは、ファンの楽しみをかなえてやるものだ。

Red Auerbach は Bill Russell にセルティックスの指揮を執らせ続けた。ロイヤルズ(当時は彼らも素晴らしいフランチャイズだった)は32歳の George Brett に10年の契約延長を申し出た。

デレク・ジーターがヤンキース以外のユニフォームを着るなんて、想像できるか?
もちろん答えは No だ。ヤンキースは、たとえジーターの守備範囲が地下鉄の車両よりも狭くなっても放出しないだろう。

それが伝統から学んだ球団というものだ。

ジョー・ディマジオ、ミッキー・マントル、ドン・マッティングリーはブロンクスで選手生活にピリオドを打った。ヤンキースファンは彼らの初出場から引退まで彼らに声援を送ることができたのだ。僕は、彼らがディマジオの死後もなおも彼に声援を送ったのを知っている。

それは、そのスーパースター・ディマジオがシーズンオフに亡くなった後の4月の出来事だ。ヤンキーススタジアムは、ディマジオのモニュメントの除幕式のために満員になった。

セレモニーでは、ポール・サイモンがギター1本だけを持ってセンターのフィールドに歩み寄り、ディマジオが守っていたあたりで立ち止まり "Mrs. Robinson"を追悼歌として歌った。

僕はその時も懸命に涙をこらえた、僕の父が4歳のときに引退した選手のために。

僕は、ケン・グリフィーJr. がマリナーズにとってのジョー・ディマジオになると思っていた。グリフィーが1980年代の無名で話にならないほど弱かったマリナーズに加わったことは、まるで故障車に真新しいエンジンを装着したようなものだった。

その車はまだ見た目が悪く、走らなかった。しかし、少なくとも地元の子供たちがチェックしたくなるのに十分な音を出すようにはなった。

その後、結局マリナーズはその車がレース仕様になるのに十分なパーツを加えた。しかし、彼らは常にうなりを産み出すエンジンを持っていた。A-Rod, Edgar, そして今はイチローである。彼ら(そして我々)は1988年以来、スーパースターを常に抱えている。

スーパースターがいないチームとはどのようなものか?パイレーツに訊いてみるといい。

オールスターゲームで、そのチームの選手は先発メンバーに名を連ねることなく、その代わりに守備固めとして出場するのだ。
スーパースターのいないチームは Sports Illustrated の表紙や ESPN の特別番組のことを忘れることができる。スーパースターのいないチームはもはやかっこよくない。そのチームのユニフォームを着ている数少ない子供たちは安売りブランドのスニーカーを履いていたりする。

僕は今でもグリフィーを取り戻すことができたら、と思う。しかし、彼はおそらくキングドームの時代に属しているのだろう。

ケン・グリフィーJr. の野球 ~パワー~ はコンクリートのドームによく似合うものだった。彼は決してセーフコフィールドを好きになることがなかった。彼は球団にフェンスを近づけるように申し入れさえもしたのだ。

イチローの野球 ~ライナー、強肩とスピード~ は広いセーフコフィールドの外野に完璧にマッチする。

セーフコフィールドになって8シーズンと少したつが、そのうちの7シーズンを過ごしてきたイチローは、セーフコフィールドで最も多くプレーした選手である。

セーフコフィールドの時代に置いて、イチローはマリナーズがフランチャイズの特徴となるプレーヤーを抱える初めてのチャンスであり、ディマジオのように引退して50年後でもファンの歓声を呼び起こすことのできるチームの象徴である。このようなチャンスはそうそう巡ってくるものではない(パイレーツに訊いてみるといい)。

マリナーズはイチローに単に入札するべきではない。高値で入札するべきである。我々マリナーズファンは過去7年間、イチローを観るためにお金を払ってきた。彼はレッドソックスファンやドジャースファンに対する以上に、我々にとって価値ある選手なのだ。

レッドソックスやドジャースのファンにとっては、イチローは単に「もう一つの銃」にすぎないであろう。我々にとっては彼はマリナーズの歴史の礎石であり、人々の宝であり、将来、筆者のように人前で泣くことの言い訳となる存在なのだ。そのような存在に対して値段を付けることはできないのだ。

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Comment

さるみみ : 2007-06-12(Tue) 00:26 URL edit
素晴らしい記事のご紹介ありがとうございます。
私もこの方と同じようなことを思っていました。
イチローは現在のシアトルにとって唯一無二のスターですよね。
何としてでも引き止めなければなりません。
彼の代わりになる存在なんて、なかなか現れないと思います。
くまっぴー : 2007-06-12(Tue) 12:57 URL edit
イチローのいないマリナーズなんて考えられないね。そういえば、イチロールまだ売ってたっけ?
なむぞう : 2007-06-15(Fri) 19:01 URL edit
>さるみみさん
コメントありがとうございました。フリーエージェントで選手がどんどん移籍する中、そのチームの顔となる真のスター選手はやっぱりいつまでもそのチームでファンを楽しませてほしい、と思います。だから球団側にはイチローを商談に使ってほしくないし、全力を挙げて引き止めてほしいです。イチローにも、そういうファンの声が響くといいなあと思っています。

>くまっぴーさん
イチロールの店は、僕の滞在中に場所がかわったのですが、今も続いているのかはわかりません。あそこの寿司は質のわりに高かったから、大魔神ロールを1回買っただけでした。
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