スポンサーサイトErik Bedard(エリック・ビダード)ってどんな投手?

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2008-02-08

Bedardようやく Erik Bedard (エリック・ビダード)の獲得が決まり、オフィシャルに発表されました。これで先発1番手・2番手を Erik Bedard - Felix Hernandez という布陣になり、マリナーズのローテーションはかなりレベルアップするのではないでしょうか。

ところで、昨シーズンまでオリオールズの大黒柱だった Bedard, 実際のところはどんなピッチャーなのでしょうか? "Prospect Insider"に Jason Churchill による Bedard についての詳しいレポートが出ていたので、和訳してみました(拙訳ですがご勘弁を・・)。

Erik Bedard は球界で TOP 10 に入る投手である・・マウンドに立ちさえすれば。
もうすぐ29才になる Bedard だが、シーズン通して働いたのは2年だけであり、経験が少なく、しかも200イニングを投げたシーズンはまだない。

しかし、彼の投球自体は隅に置けない。Bedard の能力はアメリカン・リーグのどの投手にもひけをとらないもので、ボストンの Josh
Beckett, クリーブランドの C.C. Sabathia にも匹敵するものである。

身長6フィート1インチ(約185 cm)、体重は 200ポンド(約90 kg)を切る比較的小さな体格なので、マイナーリーグ時代から故障のリスクがあると考えられていたが、今のところそれは当たってしまっている。

Bedard はマイナーの最後の年、わずかに19 1/3イニングを投げるに留まった。

彼がシーズンで150イニング以上投げたのはわずかに2回(ボルチモアでの最後の2シーズン)だけであり、これが圧倒的な投球にもかかわらずフルシーズン投げ抜く能力に疑問符がつく根拠となっている。

2007年、Bedard のシーズンスタートはひどいものであったが、5月・6月・7月は素晴らしい投球で挽回、8月も素晴らしいとは言えないものの良い働きであった。彼は脇腹の故障で9月はすべて欠場となったが、4月の成績を差し引くと彼の数字は度肝を抜くものだった。

4月の34投球回で防御率6.09 という数字を除外すると、Bedard はなんと10勝3敗・防御率2.49 をマークしたことになる。彼は毎月(不調の4月でさえも)奪三振を積み重ねたが、6月に四球で歩かせた打者はわずか4人、そして7月には40 2/3イニングでわずかに19被安打に抑えた。

2006年には予定された33試合にすべて先発し、まずまずのシーズンを送った。しかし、コントロールの問題(71四球)により、5回や6回で降板することが度々であった。これにより、33試合で196 1/3イニングに留まっている。

その年は直球のコントロールが悪く、これによってイニング数よりも多くのヒットを許し、あまり素晴らしいとはいえない防御率 3.76 が残った。

しかし、昨シーズン、Bedard は新しい境地に達したと見られる。彼の速球のコントロールは明らかに安定し、そして自信を持って投げている。

2007年の28先発登板を解析すると、なぜ5月以降は素晴らしかったのに4月の出来が悪かったのか、一目瞭然である。

シーズン開幕直後6回の登板では、直球が高めに浮いていたのだ。彼の直球は球速があるので高めでも効果的に勝負できるのだが、それにしてもストライクゾーンに集まりすぎたのだ。

序盤、コントロールに苦しんだ後、彼がたどるパターンは同じだった。カーブに幾分頼りすぎるようになり、投球数が増して5回か6回の終わりには投球数は100球を超えるというパターンだ。これこそが2006年に200イニングを投げられなかった理由である。怪我や耐久力不足のためではない。

2007年4月の登板の半数では、投球回数よりも多くのヒットを浴びたが、5月以降についてはそのような登板はわずか3回にすぎない。また、開幕直後の6回の登板で6本塁打を献上しているが、その後の22回の先発登板では被本塁打は13本だ。最後の4回の登板では1本も許していない。

Erik Bedard は筋金入りの真のエースというわけではないが、先発1番手の能力を備えた素晴らしい先発投手である。彼が本来の投球をすれば試合を圧倒的に支配するであろうし、時にはリーグで最も打ち崩すのが困難な投手となるであろう。

彼はおそらく球界でC.C. Sabathia, Johan Santanaに次いで2番目か3番目に優れた左投手である。しかし、彼は右打者も得意にしており、2007年は右打者を.208に抑えこんだが、それだけではなく、左打者についてもわずか.229に抑えている。

右打者に対しては直球で攻める。外角を攻めておいてから内角球でのけぞらせる。球速があるので、打者はすばやい反応を求められる。さもないと彼の制球力に翻弄されることになる。

打者がほんの少しでも躊躇すると、打者がコントロールできないこと~Bedard がストライクを投げているか否か~にその運命をゆだねなくてはいけなくなる。

Bedard は右打者に対してチェンジアップを見せ球に使う。通常、このチェンジアップは三振をとる直球への伏線となる。

また、右打者に対してカーブを使うことも躊躇しない。このカーブは常に空振りを取れる球種であるが、低めにコントロールされ、膝元から落ち始めてワンバウンドすることもしばしばである。

左打者に対しては Bedard のカーブは絶望的なほどの威力がある。膝を崩すというだけではなく、このカーブは全くの目くらましである。打者が82 mph にめったに達しないこのカーブに対して振り遅れている時、それは何か他のことが起こっているためである。

この他の何か、というのは球界でトップ10に入る威力のある投球を生み出すBedard の変則的な投球フォームである。彼の左打者に対するカーブは、Santanaの左打者に対するスライダー、J.J.Putzのフォーク、Josh Beckettの右打者に対するスライダー、Felix Hernandezの91マイルのスライダー、Joe Nathanの右打者に対するスライダー、そして毎年落差を増しているBrandon Webbのシンカーに匹敵する。

Bedardにはまた、ちょっとした意地悪い性質(ピッチングでしかみせない)もある。 彼は自分に対して相性の良かった Alex Rodriguez に対していつもよりも球速を増して体の近くに投げ込んだり、危険な状況で左の強打者を迎えた時には三振で切り抜けられるようにいつもよりも力のこもった投球をする。

最後に、Bedardの将来のポイントは (1) 故障なく、また耐久力のある投手になること (2) マウンド上では直球のコントロール、ということになるだろう。

直球

Bedard の直球は球速89-93 mph (143 - 150 km/h) のフォーシームだが、必要な場面では90マイル中盤までマークすることがある。球がよく動き伸びもよく、左腕投手からの直球としては最上級である。
唯一の欠点としては、少々コントロールが安定しないことである。しかし、Bedard はこの球種をいかにして有効に使うかということをよく知っている。彼は極端に多くのゴロアウトを取るわけではないが、概してリーグ平均よりも上位にランクされる。

Grade: 70

カーブ

Bedardの 79-82 mph (127-132 km/h)のカーブは左投手のカーブとして球界でも最高級品であり、左右どちらの打者にも効果的である。彼のカーブは鋭く落ち、ストレートとの球速差も大きいため効果的である。通常は右打者に対しては、ボールになるカーブを振らせるのだが、バックドア(外角からストライクゾーンに入る変化)カーブを使うこともある。
左打者に対するカーブは特に打つのが難しく、全くノーチャンスであることもある。Bedard はこのカーブでストライクゾーン内で勝負し、空振りを取ることが出来る。

Grade 65

チェンジアップ

Bedardはチェンジアップを小出しに、しかも、左腕の先発投手に典型的なように、ほとんど右打者にしか使わない。2007年シーズンでは、試合序盤に 81-83 mph (130-134 km/h)のチェンジアップを見せた後、最後の数人の打者まで使わないことが時々あった。

このチェンジアップは、特に直球のコントロールができている時には使える球種である。コントロールに苦労している時には、通常直球とカーブのコンビネーション中心となり、チェンジアップは特定の打者だけに用いられる。

しかし、Bedard は直球がうまく機能しないときにチェンジアップを使うことも知られている。このような場合、時には左打者にもチェンジアップを使うこともある。

スピードの変化、まずまずの変化と平均的な落差があるが、このチェンジアップはまだ開発途上である。しかし、打者にもう一つ考えなくてはならないことを増やすには十分である。

Grade: 50

コントロール・制球力

Bedard は制球力のある投手として知られてきたわけではない。しかし、過去の制球難を克服し、2007年には厳しいコースのストライクをとることができるようになった。

2006年には200イニングに到達しないのに71四球を与えていたが、2007年には182イニングで57四球へと減少し、5月以降の22回の先発ではわずかに43人を歩かせたにすぎない。

Bedardはどうやら制球難を克服し、昨シーズンはすべての球種をコントロール良く投げ分けていた。狙ったところにより確率高くコントロールできるようになった。もし投手が2種の優れた球種を制球良く投げ分けられたら、打ち込まれる危険性はほとんどないであろう。

ほとんどの豪腕投手と同様にBedard には四球癖があるが、彼は四球癖が出る頻度を減らしつつある。また、彼はホームランを度々供給する投手でもなく、キャリアを通じて9イニング当たりの被本塁打の割合はリーグ平均を下回っている。

Grade: 55

投球フォーム・メカニクス

体格が比較的小さい(185 cm, 86 kg)ので、Bedardの投球フォームは彼が長期にわたって成功するためには重要な部分である。彼のフォームはスリークオーターの高さからボールをリリースする瞬間までボールを見せないことで、直球とカーブの両方で打者を幻惑するのに一役買っている。

この腕の角度により左打者を圧倒することができるが、一方、右打者に対しては自然に直球の残像を残すことが出来る。このことは、右打者に対して Bedard が成功していることの説明の一つになるだろう。

Bedard は足の運びとスタンスが良く、通常、身長の90 % の位置に着地する。ピッチングの専門家は上半身(特に肘)への過剰な負荷がかかるのを防ぐために100 % のステップを推奨するが、その投手が他の部分で合理的な体の使い方をしていれば90 % であっても許容範囲内である。

彼は必ずしもリリースポイントから体の中心線へ向けて左腕を積極的に回内させる投手ではないけれども、左前腕の垂直方向のポジショニングには良好な評価を得ている。

このことで、腕の振りの小さなピッチングになっているが、肘や肩により大きな負担がかかることにもなる。

全体として、Bedard の体の使い方は悪くないが、先発投手として特に長く続ける助けにはならないかもしれない。しかし、彼の現在のメカニクスからすると、全盛期に大きな故障を来すことを危惧するような理由はない。

それに加え、腕の角度とボールの出所を幻惑するフォームにより、Bedard の投球の有効性は最大限に引き出される。

Grade: 55+
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